過去ログ - 初春「あなたに出会えて良かった。」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/09(月) 16:22:04.76 ID:PP1pkHEDO
「は〜い、それじゃあ授業を始めるのですよ〜。」
また今日も退屈な授業が始まる。
ちょっと語りすぎて疲れたので俺はしばらく眠る事にするよ。
――
「……やん、おいかみやん。起きろ。」
「……は?」
「次は黄泉川先生の体育だにゃー。早く起きて着替えろ。」
「……あれ?今日体育あったっけ……確か今日は体育の代わりにシステムスキャンだったんじゃ……。」
「はぁ?何寝ぼけた事いうてん、かみやん。」
「システムスキャンって何だにゃー?」
「変な夢でもみてたんとちゃうか?ほら、寝ぼけとらんと早く行かな黄泉川先生に怒られるで?」
「……はぁ。」
俺はとりあえず眠い頭を動かして鞄から体操服を取り出した。
……あれ?
俺今日体操服持ってきてたっけ?
まぁいい、忘れ物をしないに越したことはないはずだ。
とりあえず俺は着替えてグラウンドに出た。
太陽が眩しいな……。
「……いやぁ、しっかし今日は暑いなぁ……。」
「……かみやん、暑い言うから余計暑くなるんやで。」
「……あれ?ちょっと待て、今って何月だ?」
「今日は7月5日、夏休みまでもうすぐだにゃー。」
「……あれ?おかしいな、今日って確か12月14日の真冬じゃ無かったか?」
「はぁ?かみやん、まだ寝ぼけてるのか?」
「今は間違いなく真夏やで。真冬になるんやったら今すぐにでも真冬になってほしいわ……。」
……俺が寝ぼけてる、のか?
いや、まてそんなはずはない。
今は間違いなく絶対に12月だったはずだ……。
何だ?また変な魔術でも発動したのか?
「おーい!そこの三バカトリオ!!早くこっちにくるじゃん!!」
「やっべ、後30秒で授業開始だにゃー!!」
「ほら、走るでかみやん!!」
「お、おう……。」
何だか俺の本能が危険を告げている気がした。が、今はそれより優先すべき危険が発生した。 黄泉川先生は誰だって怖いのだ。
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