22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2011/05/10(火) 18:23:04.81 ID:/7x/VjFv0
―――屋上
カレン「あ゛ー肩こるわー」
ルルーシュ「気を抜きすぎだぞ」
カレン「いいのよ、ここ人来ないし」
ルルーシュ「まったく君と言うやつは…」
カレン「はいはい、そんなことよりお弁当食べましょ」
カレン「学校はどう?」
ルルーシュ「授業には問題なくついていけた」
ルルーシュ「まぁ受け取った教科書は全て読み終わっているのだから当然だが」
カレン「凄っ、まだ学校始まって一月よ!?」
ルルーシュ「まぁ時間は腐るほどあったからな」ボンヤリ
カレン「他にする事なかったの?」
ルルーシュ「チェスとネットくらいだな」
ルルーシュ「テレビも見ていたが昼間の番組はつまらなかったし」
カレン「運動は?」
ルルーシュ「外には極力出なかったからな」
ルルーシュ「室内では音をたてるとナナリーに気づかれる恐れもあったしほとんどしていない」
カレン「なるほど」
カレン(だからもやしなのか)
ルルーシュ「しかしここで友人をつくれるのだろうか」
ルルーシュ「視線は感じるんだがそちらを向くと目を逸らされてしまう」
ルルーシュ「嫌われているんだろうか」ショボーン
カレン「それはないと思うけど…」
ルルーシュ「どうすればいい?」
カレン「んー積極的に話しかけてみるとか」
ルルーシュ「無理だな」
ルルーシュ「忘れるなよカレン、俺は引きこもりだぞ」クワッ
ルルーシュ「円滑なコミュニケーションなぞ不可能だ」
カレン「いや、私達とは普通に話してたじゃない」
ルルーシュ「しかし自分からというのはな…」
カレン「ならひたすら待つしかないわね。本でも読んでれば誰かが話しかけてくれるんじゃないかしら?」
ルルーシュ(カレンの友人を紹介してもらうわけにはいかないのだろうか)
ルルーシュ(いや、ダメだな)
ルルーシュ(友人に頼ってばかりでは嫌われる、愛読しているハウツー本にそう書いてあったから間違いない)
ルルーシュ「わかった、頑張ってみるよ」
カレン「失敗してもフォローしてあげるから頑張りなさい」
カレン(よく考えると私も明確な友人っていないかも)
カレン(扇さん達は仲間って感じだしなぁ)
カレン(ここの生徒はそもそもブリタニア人だから、あんまり好きじゃない)
カレン(話す子はいるし嫌われてもいないと思うけど友達って感じはしないのよね)
カレン(そう考えると初めての友人はルルーシュ?)ジー
ルルーシュ「?」モグモグ
カレン「何でもない。ほらご飯粒ついてる」
ルルーシュ「…すまない」
カレン(ほんと世話のかかるやつだわ)
カレン(ま、しばらく面倒みてやるか)
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