過去ログ - さやか「きょうこ、きょーこ」
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155:BENPERがお送りします[sage saga]
2011/05/15(日) 21:57:43.41 ID:t4dxBEcio
恭子「……ケンカを」

杏子「これしか、ねェんだ。
    悪ィな、って思ってるよ。マミにも、他の奴にも、アタシはこうやってきた。
    どォしても、言葉じゃ伝えらんなくなっちまった。自分でも、迷惑だと思ってる。
    だからさ、オイ、さやかだっけ。あんな風に言い切ったオマエが羨ましいよ。
    未来で友達、カッコイイじゃん」

さやか「…………」

杏子「シカトか。そりゃな、呆れるよな」

恭子「佐倉さん、僕はあなたとケンカしたくない。互いに魔力の無駄遣いです。
    それならいっそ、ここで僕が去るほうがいい。あなたはせっかくマミさんと」

杏子「却下だ。マミは、オマエがいなくなったら泣く。絶対」

マミ「……二人とも……」

恭子「ダメです。こんな事で無駄遣いさせられません。戦うって大ゴトなんです。
    キュゥべえはまず黙っている事ですが、言わせてもらいます……。
    ソウルジェムはそもそも……魔法少女の本体。壊れたら、命を失います」

杏子「ヘェ……マミ、知ってたか」

マミ「……実際に口にされると、キツイわね……」

仁美「マミちゃん。心中お察しします、せめて仁美がおそばに……」

マミ「ありがとう……ちゃん付けされると、私が後輩みたいね」

杏子「すけこよォ。やっぱりダメだ、それが嘘じゃないって思うのに、なんかダメだ。
    ここでそれを言えば、アタシが躊躇すると思っただろ?
    そのズルさ、いや、強さっていうのかな……もしかしたら、アタシは嫉妬してんのかもな。
    ……そう口がまわれば、もっともっと人に嫌われず生きたヤツもいたろうにな、って」


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