27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[sage saga]
2011/05/12(木) 21:30:15.32 ID:7TfqMd1bo
恭介「志筑さんは生理ネタが多くてね。というか生理の時しかメールしてこなくてね」
QB「ふうん……何かを介すれば、何だって変化するものだものね。エネルギー然り。
ケータイ越しの志筑仁美は、予想以上にアグレッシブだった。見せてくれてありがとう」
恭介「彼女に魔法少女の素質はあるかい?」
QB「ないよ。現時点、彼女に望みはない。彼女の望みがないからね」
恭介「そう。じつに真人間だ。奇跡や魔法でなんとかできるなんて、本気で思わない。
普通の人間だ。メル友がまともな女の子だと証明されて、嬉しいなぁ。
見てくれよ。葬儀があった、友人が喪主側で、落ち込んでいるので心配している、
……と書いてある。生理以外の事はさすがにまじめな文章だ。すばらしい真人間!」
QB「そういえば、さやかはそれを言わなかったようだね」
恭介「さやかは悪気はないけど、面白いくらい僕の事ばかり考えているからね。
『殺されるのと事故で障害が残るの、どちらがマシか』などと話を重くしてしまうよ。
それに僕は彼女と……鹿目まどかさんとは、そこまで親しくはなかったから。
そうだ、鹿目さんには魔法少女の素質はあるかい?」
QB「ないよ。現時点、彼女は魔法を完全に失っている。ボクの声も届かなかった。
幼い弟を失った事が、すいぶんショックだったみたいだよ」
恭介「そうか。ちょっくら君を走らせて、お礼をしたかったんだけどな。
話を聞いた限りじゃ、同年代ながらお姉さんキャラの鹿目さんに、ずいぶんと
心の支えになってもらっていたようなんだけどね。
あー、さやか、余計な励ましをしなけりゃいいけど。一人っ子だからなぁ」
QB「キミもだよね。やたらボクを便利に使おうとするよね」
恭介「志筑さんは上に十二人のお兄さんがいるらしい……いや昔は十一人で、仁美の『仁』は
『十二』を大きく崩し書いたものだとかで、『美しい十二人目』って意味の名前らしいけれど、
名付けのすぐ後で十二人目のお兄さんがバンコクにいたと発覚したとか、しかも彼女は
お兄さん全員と血が繋がってないとかって……そりゃ魔法要らずの環境だ……。
とにかく、身内の、特に幼い者の死というものは、僕にも想像しきれない」
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