310:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/05/25(水) 20:22:21.49 ID:cEJTwpM9o
恭子「だって僕の母は、仁美さんのお母さんの一人でもあるもの」
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仁美「もうひとつ、杏子さんこと杏介さんに甘えてもよろしいですか」
杏子「カレシだと思って甘えろよ、仁美チャン」
仁美「わたくしの家。わたくしの身体。次の秘密は……わたくしの卵。
わたくしは、上条恭子さんのお母様の卵子より生まれたのです」
杏子「ヘェー。じゃ、すけこの母親とアンタは似てるのか?」
仁美「写真で見たかぎり似ていると、兄様達は言います。けど、わたくしはそうは思いません。
……そうです。この一連の事実こそ、さやかさんに伝えるべきか、迷いました」
杏子「……さやかはすけこの事、好きすぎるもんな。両想いじゃんアイツら」
仁美「わたくしもさやかさんが羨ましいと思います。ないものねだりを……してしまう」
杏子「仁美……」
仁美「……。話はまだ終わっていません。わたくしに子を宿す宮はなく、今や卵をつくる器官もありません。
が、以前は、卵巣の片翼だけは……生きていた。その間に取り出した卵は、志筑が保管しています」
杏子「じゃ、場合によっちゃ、コドモ、つくれんだな」
仁美「…………志筑家が帝室の傍流というのは噂ですが、上条家は志筑の確かな傍流のひとつです」
杏子「? すけこの家が、どうしたって」
仁美「志筑本流の末尾番のわたくしには、子を成す義務がある。……これは、おじいさまの受け売り。
けれど、おかしいですよね。拡散はならず、だが祭の火を継ぐべし、など。研究のためとはいえ。
そのための傍流の家など……本当に、傲慢」
杏子「おい……」
仁美「志筑は、上条家の令嬢を、借り腹に決めたのです」
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