過去ログ - さやか「きょうこ、きょーこ」
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319:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/05/25(水) 20:35:43.34 ID:cEJTwpM9o
恭介『これはちょっと、僕のひそかな自慢の一つなんだよ。
    偶然さやかを見つけ、偶然トラックが左折して来たから、偶然よそ見していたから飛び込んだ。
    よくもまぁ。そう、後から思ったよ。驚くさやかの顔が見たいってだけで、よくもまぁ。
    そこまで僕は飢える事ができるんだ、って』

QB『それも後付けで、キミ達によくある自殺願望ではないのかい?』

恭介『さやかの絶望が見てから死にたい、とは思っていたけどね。
    それは大御馳走。しかし、僕は凄まじく飢えていた。さやかに飢えていた。
    でも、僕の魔法のような決起が、さやかを魔法少女にまで導いてくれて、本当に良かった。
    かつてヴァイオリンの奇跡がさやかを動かし、僕にも奇跡を与えてくれたように。
    僕からさやかへ、そしてさやかの魔法が僕へ。ああ、魔法ってなんでもできるんだ!』

QB『さやかには酷な事をしたね』

恭子『確かに早まった。四肢が効かないというのがあんまり厄介で、だから上条恭介も諦めた。
    何度も諦めかけ、一度、本当に諦めたんだ』

恭介『さやかから離れて人生を送ろうと思った。
    彼女からのプレゼントをてきとうに褒め、イヤホンを一緒につないで最後のサービスをして。
    そして退院したら、交流を断つつもりだった。いっそまた国外に逃げようとも』

恭子『叶わぬ夢を、さやかに見続けてしまうから』

恭介『欲しかったのは絶望でなく、彼女の柔らかな胸や股ぐらの奥という事にしようと思った。
    異常な渇きなどなく、誰にでもある思春期のぬるい惑いだったのだと、改ざんしようと』

恭子『上条恭介は、絶望を厭う真人間として前向きに生きようと思ったんだ』

恭介『上条恭子は、諦めきれなかったけれども』

QB『さやかはもう、目隠しをして崖の上にいるようなものだ。よかったね、恭子。
   キミを信じているから、彼女の体内で、ソウルジェムも魔女化せずに留まっている。
   キミが健康と言えば健康に、不安と勧めれば不安に、絶望を示せば崖から落ちる』


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