過去ログ - さやか「きょうこ、きょーこ」
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県)[sage saga]
2011/05/12(木) 21:37:02.99 ID:7TfqMd1bo
──あの頃、あの日、あの場所────、
彼女は包丁を持って僕のあとを尾けていた。
────────

さやか「マミさん! 援護します!」

マミ「……その格好で隣に立たないでほしいの」

さやか「」

────────
包丁を持った彼女はスカートのすそを翻し、騎兵隊のように勇ましかったよ。
個室のドアにぶつかって跳ね返されたところは、無様だったが。
────────

さやか「こいつぅっ、この図体で避けるなんて!」

マミ「銃弾が効いてない……? まさか、届く前に燃え尽きているというの?
   こうなったら……、美樹さん、よけて! ティロ・フィナーレ!」

────────
彼女が包丁を持っていた理由は……面白いよ、これが。
当時の美樹夫婦は、子供の僕の目にも判るほど、……ひどくてね。
さやかが言うには『わたしがわるいからパパとママがけんかするの』って、

──『わたし、わるものだったの』
──『だから、きょうすけ、』
────────

マミ「まだ動いてるっ……しぶとい子ね!」

さやか「負けるもんかっ、あたしは……っ恭介を、守るんだ────ッッ」

────────
──『きょうすけ、いっしょにてんごくへいってください。おねがいします』


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