過去ログ - さやか「きょうこ、きょーこ」
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359:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/05/27(金) 21:33:48.52 ID:whnMSwAXo
恭子『その時点では、キュゥべえが僕の、ちょっとしたお願いにどう反応するか。
    わずかな干渉を、「許す」か、「許さない」か。
    それだけだったんだよ?

    ──相手の言うことを聞くってのは、そういうことだ。
    キュゥべえ、君に魔法の使者を名乗れる程度の能力があるからと言って、これはダメだよ。
    甘えだよ。感情がない弊害かな。……君自身と、人間と、きちんと区別しないとダメだ。
    恐れる必要はない、けど、とるにたらない物のように見てはダメだ』

QB『ボクはキミ達を知的存在と認め、同等の目線に立ったつもりだったんだが』

恭子『だから君自身と端末との交信に、他人の命令を織り込める環境ができてしまった。
    結果、君こそが息をするように嘘をついてしまった。
    ──同等。
    それこそが危ない。自分をそこまで「降ろす」にしろ「持ち上げる」にしろ』

QB『基準を曲げる事には変わりなかったと』

恭子『大人だって屈めば、子供の目潰しを喰らうんだよ。
    世の少女達を見なさい。高きも低きも一列に並ぼうとするから、ほらあんなにも歪』

QB「ふむ……」

恭子『発信元もわからなくなるほど、命令は交差し、洪水のように溢れかえっている。
    その水場に悪意の魚を一匹、忍び込ませるのはとても容易だ』

QB『これはまいった。騙されやすい少女達そのものに、ボク自身が近付いていたとは』

恭子『少女に近い精神構造になってしまった。これはいけないよ。雄に戻りなさいインキュベーター』

QB『言われなくてもスタコラサッサだよ。でもキミ以外に、ここまで主導権を奪えるような者はいないと思うが』

恭子『それは男らしい油断だこと。……雄に戻りなさい。本能のまま雌も赤子も噛み殺せる雄に』

QB『恭子……キミという少女は、本当に……』


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