485:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/09(木) 21:24:57.93 ID:ZIpBNrpVo
マミ「まぁ、ランチに串焼き、焼けた肉とたれの匂いがそそるわ……しかしこの多彩な色彩は何?」
マミ「まずは、ふむ……肉厚の椎茸の笠に、これは……鶏ではないわね。
山鳥? なるほど、山鳥とはね。つくねにしてなお、滋味溢れる。椎茸の旨みとマッチしているわ」
マミ「こっちは……、つくねを赤飯で包んで焼いてあるのね。
程よくかための歯ごたえのモチ米から、染みだす肉汁のジューシーさ。そしてその中から……チーズの一撃!
ああ、チーズ! 想定外の刺客だわ! 和のムードをあっという間にひっくり返し、天下を取る勢いよ!」
マミ「つくねが二連鎖を起こしてしまったわ。少しヘルシーそうな……これは、生麩串かしら。
コシのあるムチムチの食感の、蓬色の生麩に、甘い味噌ソースを絡めて田楽風に……うん、美味だわ!」
マミ「ドキドキが止まらないわ。今度はうずらの卵串……。食べやすさと可愛さを兼ね備えた、女の子の味方ね。
薄い白身の層を剥いて、ぽくぽくとした黄身を舌で転がす。この、こっくりとした食感。飽きないわ」
マミ「お次はこれよ、香る梅ジソの……さっきから私を手招きしていたわ。ふふ、せっかちさんねぇ。
トロリとかかった梅肉ソースの紅さに、シソの葉の緑、ささみの白。見た目にも鮮やかに美しい一本ね……。
口に入れれば、これまた……素晴らしいハーモニー。サッパリと、しかしふんわりと余韻を残して胃に去っていく」
マミ「これは……ムネではないわ……モモでもない……。せせり? これがせせりなのねっ?!
この歯応え、噛むほどに滲む脂。塗られたタレの、ほんのりワサビの風味ッ、……たまらないわ!」
マミ「さて、意図的に最後まで残してみたのだけれど……この、白い、白い白い串っ!
ネギよ! あなたは焼きネギだわ! 肉に挟まれていないというのに、この存在感……どういうことなの?
……、ふむ、ふむ、塩ダレが掛かっているようね……けど、それだけで肉と炭水化物に勝てるアドヴァンテージは……
こっ、これは! ちがう! ネギがちがうっ……上物という言葉で表せない程! 最高のネギは肉さえ喰らうと言うの!?
ああああっ、塩ダレじゃない、塩ダレじゃないんだわ。ほんの少しの塩と、あとは、このネギ自身から染みでた出汁!
おいしい……! ああッ、太い……おいしいの……太いわァ……、とろけるぅ……っ」
ゾク ゾク… ブルッ ビクッ、ビクン
…パシッ
マミ「ごちそう……さまでした!」
仁美「お粗末様でした(……マ、マミちゃん一人で全部食べちゃったぁー!)」
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