626:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/19(日) 21:50:47.30 ID:b74OpXIbo
ほむら「…………」 スル スル
恭子「…………」
ほむら「…………」 クイ クイ
恭子「…………」
ほむら「は、履けた……!」
恭子「パンスト履くのに五枚も破るとは思わなかったよ! 君の意外な不器用さに乾杯! 足の爪切れッ」
ほむら「でも、これ、いいかも。あったかくて。女の子はおしりを冷やさないようにって、おばあちゃん言ってたし」
恭子「ほむらさん、おばあちゃん子かい。かわいいねぇ」
ほむら「私は、祖母に育てられたようなものなの。──お父さんもお母さんも、子育ての余裕、なかったから。
仕事だとか、時間とかより、……精神的に、余裕なくなっちゃったって。それで」
恭子「僕の母も、そうだな。もともと自分の事で手一杯だったものでね。うちは代わりを余所から探した」
ほむら「そのほうが、よかったわ。祖母も祖父も、最後まで、心配ばっかりして死んじゃったから」
恭子「今、ご両親は?」
ほむら「外国で働いてるわ。もう、ずっと。私の入院費用が、……ううん、今更だからかも」
恭子「……ずっとじゃあね」
ほむら「そう。ずっと離れてるとね。だから私は、おじいちゃんとおばあちゃんのいた部屋で暮らしてる。
広くはないから、一人でも……ちょうどいいくらいだから。だから今更、帰ってこられても、ね。
……なんだか私ばかり話してない? あなたもしゃべってよ。さっきの話とか」
恭子「さっきの話? パンストの話?」
ほむら「上条家の奥様の、と言えばいいのかしら。の話」
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