689:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/24(金) 21:45:23.11 ID:q8Dh3g/5o
QB「まぁキミ達の基準でいうなら、『幼馴染みの女の子』に対する態度としては、少々、冷たいかもね。
彼はキミに対しては特に冷たいよね。……ボクには、病院で、視界の事は話してくれたのに」
さやか「……!」
QB「おっと、そこで耳を塞ぐかい?」
さやか「…………ふ、ふさ、がない」
QB「キミ達はくだらぬ意地に固執する。特にさやか、キミはまるで、わかってない。上条恭介を救いたい?
そんな事、思ってないだろう──現に、キミは上条恭介の下半身を無視しているよね」
さやか「か、下半身って」
QB「またそういう浅はかな妄想をする。キミ達はどうしようもないね」
さやか「どういう事よ……」
QB「排泄障害。事故の後、彼はおむつをしていたんだよ」
さやか「」
QB「手術直後は、おむつをして眠っていたんだ。尿道にチューブを通されて、ビニールのパックと繋がれてね。
半身が不自由なんだ。当然だろう? でも、キミは知らなかったんだね。考えもしなかった」
QB「キミだって風邪くらいは引いた事はあるだろうが、足を失った事はないだろう? 五体満足でよかったね。
キミは、それほど排泄に関して困った事もないだろう? うんこも平気な小学校生活、順調な人生、おめでとう」
QB「だから判らないだろう? 大きなダメージを受けた肉体が、どれほど排泄を困難とするか。
健常な肉体で生きてきた十四歳の少年が、己で排泄物を処理できない事が、どれほど屈辱か」
QB「ベッドわきに置いたポータブルトイレまで移動するだけの事が。その処理を、他者に頼むしかない状況が。
半身の正常さを失ったと自覚しながら、排泄機能をコントロールするのが、どれほどの感情を伴うのか。
焦りに、恐れに、羞恥に、どれほど精神を苛まれたか。わかるかい? キミにわかるかい?」
QB「おかしいな、人間のキミのほうが、よく理解できるハズなんじゃないのかなぁ。ましてや、キミが大好きな、上条恭介の事だろう?」
843Res/753.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。