過去ログ - さやか「きょうこ、きょーこ」
1- 20
707:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/25(土) 21:38:14.25 ID:8kvLbfklo
〜キッチン

恭子「……杏子さんには、さやかを任せっきりだね。ごめん」

杏子「謝るの遅い。足りない。さやか、しっこ漏らした上にゲロで窒息死しかかってたんだぞ。
    前にオマエが蒸発した時だって、駅でボケッと、夜中だってのに、……ん? そういえば、あん時の血……。
    さやかの足……あんな……あんだけの血なのに、ケガ一つだって……」

恭子「ココアだよ」

杏子「……。仁美が血まみれだったのと、関係あるんだな」

恭子「うん」

杏子「一体、何をしたんだ。尋常じゃない血だった……だいたい、あんなの残していくってのは、どういう」

恭子「言ったら、杏子さん、ガッカリするかも」

杏子「言わないとひっぱたくぞ」

恭子「僕は万能なんかじゃない」

杏子「…………」

恭子「ほら、ガッカリした。僕だって、生まれたての赤ん坊の頃から、何でもできたわけじゃ、ないんだよ。
    赤ん坊が、何でもできる、わけがない。抜け道から生まれたって、どんなリア充にしたってね」

杏子「いいかげん、リア充は関係あんのか?」

恭子「うん」

杏子「でもさ、オマエが充実してるようには見えねーよ。独りで必死にもがいてるように、アタシには見える」

恭子「……カルピスの甘酸っぱさは初恋の味。ミルクココアの甘く甘く甘い味は?」

杏子「いつまでも無理が通用すると思うなよ。アンタだっていつかは、否が応でも……」

恭子「──ひとときの夢の味」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
843Res/753.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice