722:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/26(日) 22:24:02.55 ID:eOVIukBBo
〜志筑邸、地下。
座敷牢ならぬ、神殿牢。
御簾越しに老人は語りかける。
*「愛しい仁美」
……おじいさま……
返される、かぼそい女声。
*「消えて久しい寵愛、恩寵……古い祖型の伝承を、おまえはいよいよ体現しておる」
すすり泣き。
*「その指は、岩をも砕く。火矢さえ掴む。あまりにも剛強」
すすり泣き。
*「その赤子は、生まれてすぐ立ち上がる。あまりにも早成」
女のすすり泣き。
*「何の因果か、これも先祖返りか。その強さ、その美しさ。現代にそぐわぬ。嗚呼」
老人のすすり泣き。
*「おまえは何故、この時代に生まれてしまったのだ……」
御簾の内側。
豊かな胸の膨らみ、くびれた腰。成熟した臀部から、長い脚が伸びる。そのくるぶしにまで届く、ゆるやかにうねる髪。
志筑仁美。齢、十四。
それでありながら、神々しいまでに完成されている女体。両立する、成熟した男性器。
昏睡していた一晩の間に、彼女の肉体はこうも変わってしまったのだ。
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