734:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/27(月) 22:09:15.87 ID:hJAeaahEo
ほむら「──私は、まどかを守る努力をしたわ。でも、世界が、私にまどかを守らせてくれない。
ただ巻き戻しただけなのに、どうしてこうも、何もかもが変わるの」
恭子「世界は変わったかい、ほむらさん?」
ほむら「暗闇を抜けて明るみに出たら、憎しみと悲しみを繰り返す救いようのない世界が見えたわ」
恭子「見えていた、と、キミにはそう見えていたんだろうね。キミの世界。キミの物語。キミのモノローグが挟まれた、その場所では」
ほむら「皮肉を言うのね。でも私、もうたくさん。まどかが残酷に殺され続ける、こんな物語は。
キュゥべえに騙されて死ぬ。魔女に喰らわれて死ぬ。魔法少女に、正義の名の下、殺された事もあった。
一度や二度じゃないの……言われたわ。まどかこそが、あらゆる元凶。あの子が世界を殺すんだって。ふざけてるわね」
恭子「やめていいんだよ。つらい事、思い出さなくても……」
ほむら「でも、まどかは殺された」
恭子「そう。殺されたの」
ほむら「魔女に。魔法少女に。私にも。……私、まどかのソウルジェムを砕いた事、あるの。
まどかが魔女になりたくないって言うから。もうグリーフシードもなくて。どうしようもなくて。そうするしかなくて」
恭子「ほむらさん」
ほむら「絶対に救うって……必ず守るって、約束、私、できると思って約束したの。
でも、もう、どうしていいか、わからない。
わかるのは、私は出来もしない約束をした、罪人だという事」
恭子「よく頑張ったね」
ほむら「やめて。わからない事だらけ。もう忘れたい。こんなに……つらいなら」
恭子「僕は、そういうほむらさんが大好きだ」
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