過去ログ - さやか「きょうこ、きょーこ」
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750:すけこ☆マギカ[sage saga]
2011/06/28(火) 22:10:17.24 ID:R4iq2nTuo
上条母「何にしろ、それを投げ捨てるかどうかの選択権は、あなたにあるわ。どうぞ、お好きにすればいいのよ」

QB「好き放題にできるものじゃない」

上条母「あなた、この宇宙が好きなのではなくって? 守りたいのでしょう?」

QB「好きなんて感情は、ボクにはわからない」

上条母「だいたい、もう察してるんじゃない? あの子のこれから。過剰な非自己。非自己から自己への攻撃。
     免疫疾患、細胞自殺。でなけりゃ王位決定戦。人格ドラマの鉄板ね。主用キャラのダークバージョンとか」

QB「…………」

上条母「そうそう、私、あなたに教えてあげようと思っていたの。彼がハエ取り器の形をしていたなんて、ウソよ」

QB「!?」

上条母「国なんてものは、誰かがお山のテッペンで道楽をしたいがために、作られるの。
     歴史上、無数の王国帝国がそうだったように、糞便帝国も、お偉いさんのゆりかご。見える部分なんて、ダミーでしかない。
     巻き込まれたのねぇ、あなた達。放っておけば駆除されるバグが、隔離されたウィルスが、機械人形に奪われた」

QB「彼は……ボクらじゃない……? あの糞汁のソウルジェムもダミー……機械……プラチナメッキ……」

上条母「脊椎で生きる女は、真実しか発せない。そして真実によって、誰かの性質や役割が変わるわけでもないの。
     ただ見据えて。栄華を誇る帝国の暗部。糞便の中枢。そこには、全ての生き物に共通して逃げられないモノがいるわ」

QB「ウソ……嘘……これも嘘か? ……あの子にして、この親……しかし……?」

上条母「カルペ・ディエム。一日の花を摘め。花の命は短くて、あの日見た花の名前を、僕達はまだ知らない」

QB「わけがわからないよ……」

上条母「全ての警句は、最後にはメメント・モリ、よ。それを忘れなければ、運命だって、どうにかなるわ。
     さあ、いいかげんハートフル・イチャイチャ・ラブラブコメディなんて隠れ蓑は捨てるの。これは、運命に打ち勝つストーリーよ」


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