過去ログ - 少女「奴隷はもうやだよ……」
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879:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/18(日) 00:09:01.56 ID:BCoR2CL1o
少女「……」

眼鏡「その道行きに手が必要なら貸すことは出来る。
 だが、その人生を背負えるのは、
 最終的にはお前だけだ。
 だから俺は、お前の選択を待つ。
 こうして相談に乗る程度はやぶさかじゃ無いが、
 決めるのはお前だ。
 ……お前は好きに選べ。俺達が支えてやる」

『■■■■■■■■■■■■■』

少女「……なんか、似たような言葉、
 前にも聞いた気がする」

眼鏡「ふむ。誰だか知らんが余計な事を。
 俺の数少ない出番が軽くなるじゃないか」にやり

少女「ぷっ、ちょっと、出番ってなにさっ」くすっ

眼鏡「古代ローマの哲人、ルキウスいわく、
 『人生とは演劇のようだ』という事らしい。
 後ろに余計な一言がつくが、
 この部分は座右の銘にふさわしい金言だ」

少女「いや、哲人の言葉を省略しちゃダメだからっ」

眼鏡「宗教も科学も金言もひっくるめて、
 『教え』というモノは更新され続ける。
 したがって問題無い」

少女「ホントかなぁ……」

眼鏡「ちなみに、彼の言葉に学ぶ事は多いぞ。
 『罪を憎みて、罪人を憎まず』
 『運は我々から財産を奪えても、勇気は奪えない』
 『もし君が人に愛されたいと願うなら、
  まず君が人を愛さなくてはならない』
 『自立への大いなる一歩は、満足なる胃にあり』
 とな、他にもまだある」

少女「あはは、他はステキな言葉なのに、
 最後のでだいなしだってっ」ぷくく

眼鏡「……さて、日も暮れて、暗くなる頃合いだ」

少女「昔みたいに、送ってくれないの?」にや

眼鏡「なにを言ってるんだ。
 婚約者に誤解されてはかなわない」にやっ

少女「……十歳の?」

眼鏡「十歳でも、淑女だ。彼女の涙にはかなわん。
 比較する対象がお前だと、
 誰でも淑女に見えるのが困りモノだがな」にやり

少女「ぐっ、どういう意味か聞き返したいけど、
 聞き返してもかなわない気がする……」

眼鏡「なんだ、つまらん」

少女「つまらないとか言うなしっ!」

眼鏡「ふっ、また暇があったら顔を出せ」

少女「りょーかい。
 あ、ツンツンが今度、久しぶりにみんなで飲もうって」

眼鏡「悪くない。……軍曹には話したか?」

少女「まだだけど?」

眼鏡「なら、日程の決定は奴に押しつけるといい。
 良いようにしてくれるはずだ」

少女「あはは、昔から軍曹って、
 そういう役目を押しつけられてたよね」



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