過去ログ - 少女「奴隷はもうやだよ……」
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881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/18(日) 00:16:35.41 ID:BCoR2CL1o
少女「よしっ。また今度、こっそり買いに来るから、
 その時サービスしてね」にぱっ

串焼き屋「そりゃ、もう、もちろんでさっ」

少女「……司教さま、お話でしたら、こちらではなく」

司教「ええ。そうですね。
 このような蛮族のいる場所では、
 おちついて話などできません。行きましょう」

少女「……だったらなんでココにいるのよ」ぼそっ

司教「なにかおっしゃいましたか?」

少女「い、いえ、なんでもっ。
 ところで、司教さまはどちらに」

司教「今日は我らが兄弟が、
 船でこちらに訪れましてね」

少女(例の、やたらがっしりした人達、かな)

司教「彼らの案内などをしておりました」にこっ

少女「お疲れ様です」

司教「いえいえ、兄弟のために惜しむ事はありません。
 こうして公女様にもお会いできましたしね。
 危ない所でした。
 連中は気を抜けば、際限を知らず金を求めてきますよ」

少女「そんな事はない、と、思い、ますけど」

司教「連中は浅ましくも金儲けを奨励する神の信徒です。
 異教徒です。
 キチガイです。
 救いようのない愚か者です。
 同じ人間と思ってはいけません。
 守銭奴という別の生き物と、思う事です」

少女「……そうですか」

司教「ああ、とても良い機会です。
 あの亡者達について、近々あなたのお父様――
 公爵様にご提案があったのです。
 良ければ公女さまからもご説得いただけませんか?」

少女「父は必要だと思えば行いますし、
 そうでないと思えば、私が頼んでも行いませんよ」

司教「神のご意志にそう話です。
 必要であることは間違い有りません」じりっ

少女「であれば、私に話さなくても……」

司教「しかし、人間は間違う生き物です。
 あなたのお父様は、時々――錯覚だとおもいますし、
 思い違いだと信じているのですが、
 まるで神を、ないがしろにしてもかまわないと、
 思っているようにも見える事が、ありまして」じりっ

少女「そんな事は、ないですよ」

司教「ええ、そうですよね、そうですとも。
 我らが教会を軽視するという間違いを、
 まさか公爵様がなさるはずは、ない。
 ……ですよね?」にこっ

司教「父は、神を心の支えと、しています」

司教「…………では、お父上にお伝えください。
 あの、異教を信じる守銭奴どもを、
 卑しい商人ごときを預言者とのたまう、
 浅ましくも汚らしいゴミを、
 はやく除去なさるように、と」

少女「……神の、ご意志ならば」



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