925:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/24(土) 23:35:37.33 ID:Y4SPWTf2o
青年「了解した」
少女「食事はどうする?
食べたかったら用意するけど……」
青年「……そうだな、いただきましょう」
青年(このような場面で食事に手を付けるのは、
毒殺も考えれば自殺行為でしかないが。
だからこそ、公爵にはこちらの立場や考えが、
伝わってくれるはずだろう)
少女「じゃ、お父さんに伝えておくね。
あと、なにか用意するものとか、あるかな?」
青年「気を遣わなくてかまいません。
……そろそろですかね」
少女「はい」
がたがた、ごとごと
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昼 リベルタ公爵邸 謁見室
公爵「ようこそお越しくださいました」
青年「過分なお出迎えをいただき、感謝いたします」
公爵「さ、お座りください。
……本日のご用件を伺いましょう」
青年「本日は、一神教教会より、
以下の手紙を持って来ました」すっ
公爵「拝見いたします」すっ
少女「……これ、青年さんは、中身」
青年「……知っています」
公爵「なるほど。
教会からの要求は、
『リベルタと帝国の通商条約の廃止』
『リベルタから帝国民の領地外への追放』
『リベルタの居住区八割の割譲』
これからの条件を飲まない限り、
一神教より破門され、
帝国へ属したと見なし、即時攻撃を加えると。
返答の期限は、この手紙を読んで二日以内。
以上で相違ないですな」
青年「……はい」
公爵「……確認をさせていただきますが、
調印に必要な書類はお持ちですな」
青年「こちらにあります」すっ
公爵「……なるほど。
条件についてはいずれも空欄ですか」
青年「交渉の権限を、預かって参りました」
公爵「どうやら、お手間をかけさせたようですな」
青年「いえ、自分は自分の責務を果たすだけの事。
それ以上でも、それ以下でもありませぬ」
公爵「では、いくつかまずこの条件について、
確認をさせていただいてもよろしいかな」
青年「大丈夫です」
公爵「まず一点目。
これらの条件に対する返答は二日以内とありますが、
成立後の執行期限は設定されておりますかな」
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