971:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 00:10:33.67 ID:odomHPFPo
双子姉「……町長さん。
あたしは行くよ。一人でも。
あたしの仲間があそこに居るの。
あの黒い船。
あそこでみんなが、きっとあたしを待ってるから。
あそこにあたしの戦うための場所があるからねっ」
?「……双子姉さん、自分もいくっすよ」
双子姉「あ、うんうん。
じゃあ二人ででも、だねっ」にぱっ
町長「……」
赤毛「あなた……」
町長「ここで尻込みしてしまったら、
子供達の前で、もう胸を張れないんだろうな」
赤毛 ぎゅっ
町長「全艦隊に連絡を。
これより騎士団に弓引いて、
民間人救出を念頭に置いた戦闘に入る。
すまないが、父親の意地に付き合ってくれ」
パリウガの兵A「任せてくれよ!」
パリウガの兵B「俺達だって、
自分らのガキ共にいい顔がしたいしな!」
ひゅぉぉおおお……
町長「良い風だ。
追い風を受けて全速前進。
この艦を中心に左右へ陣形を組んでくれ。
この子を、双子姉くんを、まずはあの海賊に届けよう」
パリウガ兵A「それだけかっ?!」
町長「その後は……
こちらの艦隊は非武装だ。
近くの船に乗り込んで、白兵戦で片を付けるぞ」
パリウガ兵達「「「望むところだ!!!」」」
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昼過ぎ ディオイツ艦隊三番艦 会議室
眼帯「くっ、港への攻撃を一時中断、
近づいてくる連中に砲撃だ!」
騎士E「船長、間に合いません!
さっきの港への一斉射撃で、再装填がっ」
眼帯「くっ、二隻を壁にして道をふさげ!
白兵戦で騎士団に勝てると思うなよ!」
騎士E「通信士っ! 二隻に壁を作らせろ!」
通信士「もうやってる!
……く、連中が早すぎる!
間に合うか、間に合え! 間に合ってくれ!!」
騎士D「ああくそっ!
一隻抜けた! 艦隊陣形を抜けて、抜けて?
ちぃっ、海賊と合流する気か!」
騎士E「……装填出来ましたが、どうしますか」
眼帯「……ここから向こうにむけて撃てば、
仲間荷まで当たる可能性がある。
港に向けて」
騎士F「伝令っ、伝令!!!」
眼帯「あぁっ?! 今度はいったい何なんだ!!
リヴァイアサンでも襲ってきたか?!
まさか星でも降ってきたか?!
そうじゃなかったら忙しいんだ、後にしろ!」
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