984:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage_saga]
2011/09/25(日) 01:13:27.89 ID:odomHPFPo
家宰「……さて、そろそろあちらも、
決着が付く頃かと思いますが。
こんな予定外が無ければ、
あっさり終わる予定だったというのに……
無事で帰ってきてくだされ、お嬢様、若旦那様」
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夕暮 ディオイツ艦隊三番艦 甲板
公女「ぐっ……かはっ」
ギリギリッ
眼帯「ふ、……大人しく、しろっ」
ガツッ
公女「う……」
青年「彼女を、公女様を帰せ。
彼女の命を奪う事は、許さんっ……」よろっ
眼帯「けっ、デウス・エクス・マキナでも、
気取っているつもりかっ!
近づくなよ、お前が近づくより、
俺の手がこの首をかききる方が早い!」
青年「ぐっ……」
眼帯「はっ、残念だったなぁ。
まだ、息が残ってたんだよっ!
戦勝気分で浮かれやがって……
だが、俺のラッキーが無ければ、死んでたろうがな」
公女「……くっ」
青年「大人しく、剣を降ろせ……」
眼帯「そんな要求に応じる理由なんか、ねえんだよ。
いや、だが、従ってやってもいいぜ?」
青年「……何が目的だ」
眼帯「お前の命だよ。
そこの男っ。
青年を斬り殺せよ。
そうしたら公女は解放してやる」
公女「やめて、そんなのいいから、
私なら気にしないでっ」
男「……俺が死んでも、だめか」
青年「男さんっ!」
眼帯「お前らじゃ、だめに決まってんだろ。
俺の――俺達の計画に、大きな支障になりそうだから、
その前にそいつを始末するのが目的だ。
死にたいんなら、青年を殺した後に勝手に死ねよ」
男「……」
青年「……わかった。従おう」
公女「青年さんっ!」
眼帯「はっ、さすが『騎士』さま。
かっこいいぜぇ」
青年「……男さん」
男「……わかった」
す……っ
ヒュパッ
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