過去ログ - 律「「復讐しよう」と唯は言った」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage]
2011/05/14(土) 11:33:42.58 ID:+38DJBxWo
――そして、唯が目覚めた翌日。
約二年も経っているという事に愕然としつつも、唯は私達の事を案じ、「学校に行って」と言う。
梓や澪は「今日くらいは」と言い、渋る。きっとそれは本心だ。今まであまりお見舞いに来なかったことに対する罪悪感から来る醜い本心。
だから逆に私が、皆を引っ張って学校に行く。
律「じゃあな、唯。また来るよ」
唯「うん。またね、りっちゃん」
澪「お、おい律――」
律「――バカ、唯の気遣いを無駄にするな」
梓「そうは言いますけど…ちょ、引っ張らないで――」
――そうして、文句を垂れる二人をひきずって学校まで行き、1コマだけ講義を受けて、私は一人で再び唯の病室に戻った。
当然、唯は怪訝な顔をする。それに対する弁明とでも言うように、私はこの二年間のことをありのまま、唯に語った。
――そして「復讐しよう」と唯は言った。
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