10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/05/14(土) 17:47:55.27 ID:xE4Eh5D70
そうだ、芋虫さんなんだから、餌で釣ろう。……ん、芋虫さん?そういえば、あずにゃんはキャタピー(っていうんだっけ?)が嫌だって
言ってたな。ということは、あの芋虫さんを捕まえても、褒められないじゃない。
「もう、いいや。帰ろう」
また別の機会に褒められればいいや。
「ん?そういえば、私が来た道ってどっちだっけ?」
も、もしかして……。
「迷っちゃったのかな…」
あらためて、周りを見ると暗くてジメジメしてて、気持ち悪いよ。
「わ〜ん、あずにゃ〜ん。どこにいるの〜」
大きな声で叫んでみても、反応はない。こんなことなら、役に立つところを見せてやるなんて、言
わなきゃ、よかったよ。
「く〜ん」
ん?何か聞こえる。あ、あの草むらの方からだ。私は慎重に草むらの影から見てみると、その音は
ダンボールの中から聞こえてくる。近づいてみると、ダンボールには「可愛がってください」って、
書いてある。中を見ると、く〜ん、と鳴いてる、真っ黒な犬さんがいる。
「どうしたの?おなか減ったの?困ったな。……そうだ、クッキーをあげよう」
クッキーを取り出し、犬さんにあげます。始めは警戒して食べようとしなかったけど、よっぽど、
お腹が減っているのか勢いよく食べ始めました。
「美味しい?ひどいね、君みたいに可愛いわんちゃんんを捨てるなんて。じゃあ、私は行くね」
「わんっ!」
「わっ?!」
いきなり、急に体当たりしてきた。
「いきなり何するの!!って、あっ!」
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