過去ログ - ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」
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365:イギリス清教編C[saga]
2011/06/05(日) 09:23:45.96 ID:Jaa2nsz10


その後も和やかな談笑が続いていたが、あるとき刀夜が疑問を投げかける。


「……ところで、ステイル君はどうしたのかな? 姿が見えないが」

「あ…………」

「どうも、ここの所仕事を無理していたようでして」

「ちょっと一人になりたい、なんて格好つけて出ていったにゃー」

「そうか、それは心配だね」


再び押し黙ってしまったインデックスを見やった刀夜は

ふむ、と口元に手を当てて何事かを考え出した。

卓上を賑やかに行き来していた言の葉が、しばしの間途切れる。

食器が擦れ、舞夏が給仕する音のみが場を包んで一分ほどだったであろうか。

口火を切ったのは、やはり刀夜だった。


「土御門君。それに舞夏さん、火織さん。すまないが……」


刀夜は少し語尾を濁したが、二人は顔を見合わせ、さほど間を置かず立ち上がる。


「……それでは時間も遅いので、私たちはこれで失礼しようと思います、上条さん。
 またいつの日か、食卓を共に囲めれば幸いです」

「本当にオレは、貴方の息子のような友人を持てて幸せだ。
 ……カミやんにも、よろしくお願いします」


二人は『ヒーロー』の父親に敬愛の念をこめて別れを告げ、

また舞夏は優雅に一礼だけし、そして立ち去っていく。



そうしてガランとしたテラスには、刀夜とインデックスだけが残された。




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