過去ログ - ステイル「最大主教ゥゥーーーッ!!!」
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388:イギリス清教編D[saga]
2011/06/05(日) 21:31:33.17 ID:Jaa2nsz10


火織も彼女自身とのことは語っても、ステイルの話題になると力なく言葉を濁すのみ。

しかしただ一つだけ、懇願するインデックスに根負けして、


ある『誓い』の存在を教えてくれた。


その時に脳裏を過ぎったのは、彼女と彼の数少ないやりとりの一つ。

『法の書』を廻る攻防の最中の事だった。



――駄目だッ!! そうなれば、今以上に大勢の魔術師に狙われる羽目になる!

――? 心配、してくれるの?



往時のステイルは一瞬肩を震わせたかと思うと彼女から顔を背け、

すぐに当麻に凄まじい剣幕で食ってかかり、インデックスを守るよう迫った。

そのあと彼女は、疑問を抱きながらも差し迫る危機に頭を切り替えたのであったが。


今にしてみれば、なんと残酷な問いだったのだろうか。

こんな薄情な女を、何故ステイルは身を削ってまで守ってくれるのだろうか。

どうして彼は、そこまで己を殺してしまうのだろうか。



ステイル=マグヌスのことを、もっと『記憶』したい。

自らの『図書館』にのみ価値を見出して日々を過ごしていたインデックス。

彼女に、新たな標が生まれた。




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