過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2011/05/19(木) 22:51:18.08 ID:Kkb6Vddso
■ □ ■
幼女「えーっ、それではHRを始めますですよー」
壇上でピンク髪の幼女が頑張っていた。
叩かれて左頬にすっかりと紅葉の形の痣がついた上条(遅刻の件は有耶無耶になった)は周りを見渡す。
周りの生徒も同様に、えぇー、とでも言いたげな表情で彼女を見つめている。
ちなみにその中にフレンダの姿はない。彼女は別のクラスだと昨日のクラス分け表で見た。
一緒ならば尚よかったのだが、如何せんそこまで人生はうまく行かないらしい。最も、今の状況なら針のような視線で刺されるのが関の山だと思うのだが。
壇上の幼女は壇上に更に自分が乗る段を使ってクラスの全員が見えるように名前を書く。
月読小萌。なんというか、見た目そのままな印象を持つ名前だ。
その状態からクルリと振り返り、笑顔で幼女――基、小萌先生は話しかける。
小萌「はーい、それじゃあ先生になにか質問とかはありますかー?ちなみに乙女の年齢は秘密ですよー」
少年「はいはーい!質問質問ー!」
小萌「はい、それじゃあどうぞー」
小萌に当てられて立ったのは青髪に耳にピアスをしている大柄な少年。
なんというか、インパクトを強くしようとして失敗した感が上条にはいなめなかった。
そしてそんな少年は人の良さそうな笑みを浮かべながら質問する。
少年「小萌先生って付き合ってる人とかいるん?」
小萌「……青髪ちゃん、そんなことを真正面から聞いちゃメッ、ですよ?そういうノリで聞いてショックを受ける人も少なくないんですから、これからは気をつけてくださいね」
小萌「それで、私が付き合ってる人は今はいませんですよー」
少年「よっしゃあっ!それじゃあそれじゃあ、先生、ボクが立候補してもええってことですよね!?」
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