過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/19(木) 23:30:23.32 ID:Kkb6Vddso
 シン、と教室内が静寂に包まれた。
 自分の言いたいことは届いただろうか、それとも届いてないのだろうか。
 届いていないのなら、自分はきっとこの右手を振るう。
 理論は分からないがあらゆる異能を打ち消すこの右手を駆使して、この喧嘩を止めて見せる。

 そんな上条の決意と思いが届いたのだろうか、それとも或いはただ説教されて毒気が抜けただけなのか。
 頭に血がのぼり、立ち上がって暴言をぶつけていた生徒は一人、二人と座り始めると、雪崩のように全員が着席した。

上条「……ふぅ。それじゃあ小萌先生、続けてください」

小萌「えっと……な、名前はなんていうんです?まだ先生しか自己紹介してないから、覚えてなくて……」

上条「上条です。上条当麻」

 その時小萌の顔を見て気がついた。
 小萌の眼はなんとなく、『憧れのお兄ちゃん』を見ているような視線だったことに。
 そして先生は眼に涙を貯めたまま、とびっきりの笑顔を上条へと向けた。

小萌「ありがとうございます、上条ちゃん!」

上条「あ、えっと……いや、別に……あ、俺も席に座ります」

 先程まで全く大丈夫だった周りの視線にこんどこそ上条は耐え切れなく、逃げるように自分の席へと帰る。
 そして小萌が再び壇上へとあがって、仕切りなおしにパン、と手を叩いた。

小萌「先生は皆の質問に答えますすので、ちゃんと一人ずつ順番に質問してくださいね?」

 それからは、至って平和に小萌先生の、そしてクラスメートの自己紹介は終わった。
 ただ、自分の番に只管視線が身体に刺さったことを除いては。


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