過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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895:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/11/25(日) 01:30:15.00 ID:OP7efksLo
上条「な、――――」

 その唐突さに言葉に詰まり、

上条「――――んだよそれっ!?」

 同時に飛び上がるようにベンチから立ち上がり、叫ぶ。
 理解できない、のではなく。 理解を拒否するように。
 それでも、フレンダは上条の方を振り返りすらせず。
 ただ突き放すように言い渡す。

フレンダ「結局、当麻はもしかして、前に秘密がバレた時、何も言わないで私が当麻の目の前から消え去ったって思ってるわけ?」

上条「…………」

 唖然と。
 上条はただ、その言葉に呆けてしまう。

 なんだ、その言い方は。
 なんだ、その台詞は。
 それでは、それではまるで、俺は、上条当麻は――――

フレンダ「当麻は、私を助けられなかった。 救えなかった」

フレンダ「だから当麻も、同じ。 私を助けられないし、救えない」

 嘘だ。

上条「嘘、だ」

 思った言葉をそのまま口に出したつもりでも。
 その声は思った以上に弱々しく、嗄れていた。


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