過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/01/30(水) 01:01:06.72 ID:QlOSdYbgo
――例えば。
例えば、自分が心から尊敬している人間が居るとしよう。
その感情は恋愛のそれとは然程離れてなくて、出来れば付き合いたい、と思う。
しかし、それは叶わない。
叶えられない、理由がある。
だとしても、だ。
それでも、少女は一人の乙女であることには変わりなく。
妹を引き連れたスーパーで、一つの商品を見て頭を悩ませているのだ。
フレンダ「うーん…………」
セント・バレンタイン。
それが明日の、学園都市ならず全国、或いは全世界的に認識されているイベントだろう。
日本において、そのイベントは女子は好きな男子にチョコレート菓子を送るものだとされている。
菓子会社の策略だ、と切り捨ててしまうのは簡単なのだが、今や青春時代を過ごすありとあらゆる中高生が注目しているこのイベントを無視することは難しい。
そこでフレンダの悩みに戻るのだ。
果たして、チョコレートをあの少年に渡しても大丈夫なのか、ということを。
フレメア「お姉ちゃん、大体また悩んでる。 にゃあ」
妹が誰に言うでもなくぼやく。
しかしその気持ちも理解できなくはない。 なぜなら、ここ二週間ほどは毎日こんな感じで葛藤を繰り返しているためだ。
フレンダ「結局、分かってるってわけよ」
フレメア「私は当麻お兄ちゃんには買ったけど、お姉ちゃんは買わないの?」
フレンダ「……分かってるってわけよ」
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