過去ログ - イチロー「渡久地東亜という男がいてな・・・・・」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:10:43.89 ID:6gox9LIV0
顔、シャツ、ズボン、体中のほとんどがびしょ濡れとなった。

「思い知ったか、ジャパニーズ」

男は得意げな顔をして、そういった後、店の出口へと歩き出した。


22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:12:59.67 ID:6gox9LIV0
イチローは微動だにすることなくイスに座ったまま黙ったままだった。

男が店からでると

「タオルを貸してくれ」 そう店主に申し出ると、店主はワンテンポ遅れてイチローにタオルを
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:15:53.76 ID:6gox9LIV0
イチローは自分の濡れた箇所をふきとると、机やイスも丁寧にふいた。

「いいですよ、わたしがやりますよ」

店主はあわてて制した。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:19:47.39 ID:6gox9LIV0
イチローはその後、何事もなかったかのように酒をたしなんだ。

店主と会話するうちにさっきのことはすっかり忘れていた。店への電話で

会話が一時中断すると、イチローは何気なく他の米兵たちの会話に耳を傾けた。
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:22:50.57 ID:6gox9LIV0
「しかし、ビリーの酒癖もほんと どうにかしてほしいよな」

「周りの迷惑ももう少し考えてほしいぜ」

ビリーというのはさっき酒をかけてきた男のことだろう。
以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:27:27.73 ID:6gox9LIV0
「あいつワンナウトでも結構稼いでるからな 少し調子のってんだよ。」

「あいつから打てる奴あんまいねぇもんな。なんせ元メジャーリーガーなんだから。」




27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:29:12.89 ID:6gox9LIV0
なぜ米軍人同士で日本語を話す必要があるのか疑問が残ったが、イチローにとっては

そんなことはどうでもよかった。

「ワンナウト・・・・」 「抑える・・・・・」 「メジャーリーガー・・」 「稼ぐ・・・だと・・・」


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:30:47.58 ID:6gox9LIV0
このキーワードでイチローが連想したものは言うまでもないだろう。

イチローはカウンターに勘定を叩きつけ、会話が聞こえたテーブルへとゆっくり歩き出し

米兵に声をかけた。


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:32:45.57 ID:6gox9LIV0
「おい、なんだそれは?」

「はぁ?なにが?」

「ワンナウトとかいうのは何だと聞いてるんだ」
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:35:21.00 ID:6gox9LIV0
イチローはあらかじめ手に持っていた札束をポケットにしまう。

すると、

「ああ、すまん思い出した」 
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/05/18(水) 20:37:10.93 ID:6gox9LIV0
話を聞くとイチローは店を飛び出し、無我夢中で目的の場所へと走り出した。


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