541:>>1[saga]
2011/07/17(日) 22:18:21.76 ID:vxSLhq9AO
気が付けば、抱きしめられていた。
「……うそ」
「大人はさ、子供のことなんて何でもわかるんだよ」
駄目だ、駄目だ、駄目だ。
けれど、体は抵抗しようとしない。
「あんたが何をしてたのか、よくわからないけどさ……」
懐かしい暖かみだ。
夏の暑さでも、心地良い暖かさ。
自然と、涙が頬を伝っていた。
「お疲れさん、まどか」
「……マ、マぁ!」
抑えはもう、きかない。
背中まで手をのばし、思い切り抱きつく。
世界を超えて。
運命を超えて。
因果を超えて。
ようやく、たどり着いた。
557Res/232.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。