84: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/05/25(水) 22:19:05.36 ID:FDuSaH4R0
「マっミさぁぁあああああああああああああああん!!」
足音がだんだんと近付き、部屋の前でギギィ!!とブレーキをかける音が聞こえる。
病院の床と靴の素材の関係から、そんな音が発生するのはおかしいのだが。
本人に聞けば、きっと乙女の秘密だとか言ってくるに違いない。
「……病院では、静かにしなさい」
「お見舞いに来てくれるのは嬉しいんだけど、ね?」
ほむらが頭に手を当てて溜息をつき、マミが困ったように笑う。
空回りの多い新米魔法少女へのいつもの対応である。
「どうしてそんなに落ち着いてられんのよ!? 入院だよ入院!? 大怪我だよ!!」
「ちょ、落ち着、き、なさ、」
ほむらの肩を掴み、がくがくと揺さぶるさやか。
揺さぶられた側の額に、ぴきぴきと青筋が浮かび出す。
弓を取り出す前に、マミがまあまあ、とそれを止めた。
557Res/232.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。