2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2011/05/20(金) 18:54:25.65 ID:+wKVBYSz0
第一話「守りたいものがあるから私は巡る!」
ほむら(繰り返す。私は何度でも繰り返す。)
(同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探る。
あなたを、絶望の運命から救い出す道を)
(まどか…たった一人の、私の友達…)
(あなたの…あなたの為なら、私は永遠の迷路に閉じ込められても、構わない)
世の中とは不条理だ。何かを望めばそれだけ何処かで歪が生じる。
そこにいる契約の獣はかつてそう言い放った…。
ほむら「どうしていつもこうなるのよ…」
QB「凄かったね。僕の予想を遙かに超えて君が言った通りだ。
まどかは最強の魔法少女になりそして最強の魔女になった」
QB「これで概ねエネルギー回収ノルマは達成出来たかな。
後は君たち人類の問題だ。僕は母星に戻るよ」
ほむら「いいえ。私の戦場はここじゃない」
QB「あ……戦わないのかい?」
ほむら「…。そうよ」
QB「まさか…逃げるのかい?
前にも説明したけど、繰り返せばそれだけまどかの因果が増えるんだよ。つまり…」
するとさっきまで穏やかだった水面がいきなり波立ち…
…ゴゴゴゴゴ…
突然大地が揺れ始めた。
ほむら・QB「⁉」
QB「おかしい…。地震が起こる予兆は無かったはずだ…」
ほむら「なんで…なんで、ワルプルギスの夜を倒したのに地震が起きるの!」
QB「そ、そんなのぼくにもわからないよ!」
それもそのはず、今起こってる地震はワルプルギスの夜が狂わしたプレートの活動による本震だったからだ。
とある時間軸ではこの地震が元で壊滅的な被害を受けたそうだ。無論魔女によるものではないがそれはまた別の話…。
ほむら「あっ」
気がついたときには足を滑らせ、ほむらは倒れていた。
ほむら「円盤が…!」
円盤にヒビが入ってた。そこから砂が少しずつ漏れ出ていた。
このままだと魔女化したまどかに殺される前に死んでしまう…。
ほむら「ここにいても拉致があかない…!先を急ぐわ」
QB「ちょ、待ってよ!暁美ほむら!」
ほむら「あなたに構ってる暇なんてないのよ…!」
すぐさま円盤を回し時間逆行を始めようとした。
QB「無茶だと思うよ!そんな状態で使用したら何が起こるかわからない!」
しかし、ほむらはそんな助言にも耳を貸さなかった。なんせ今まで散々騙されてきたのだ。
しかも地震によって冷静さを欠いてた。
ほむら「そんなの気にしないわ…。まどかを救う為なら…」
その決意を胸に再び円盤を回転させた…。
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