796: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/03/05(月) 23:12:03.38 ID:l7t1rI6p0
佐天「……んんっ……」
直美にぶつかったショックで意識を失っていたが、それも元に戻りだす。
小さくうめき声を上げて、ゆっくりと瞼を開く。
そして、いまだにぼやつく視界に入ったものは――
――取り囲むようにして見下ろす、数多くの怨霊。
佐天「ひっ、ひいいいいい!!」
悲鳴を上げて、本能のままに体を起こす。
すると、傍の床に転がっている、火の付いたアルコールランプが目に付いた。
横向きにはなっていたものの、火は上に向って伸びている。
すかさず手にとった。
同時に視界は明瞭になり、アルコールランプの炎にうっすらと照らし出された教室の全容が判明しだす。
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