829: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2012/03/25(日) 23:31:06.69 ID:1GUWnw1t0
佐天「あああああああ!!」
涙交じりの悲鳴。
これ以上続けると、声が嗄れきってしまうのではないかというぐらいに。
ただ、あげ続けていた。
引き戸を出ると、左の方へと駆け出す。
右手は抜け落ちているのが分かっているから。
そのまま突き進むと、廊下が左右に分かれるT字路にぶつかった。
すかさず、右手へと折れる。
左手は階段を登った先に、トイレがあって行き止まりになっているのが分かっていたから。
廊下は薄暗くなっていた。
左手にある教室――確か、理科室だったはず――の前あたりに、照明が灯っているだけ。
そして。
その真下に――何かが転がっているのが見えた。
それは――。
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