847: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/03/25(日) 23:43:46.66 ID:1GUWnw1t0
佐天「い、行きますよ!!」
直美の手をすかさず握ると、引き戸の格子の部分に手を掛ける。
先程感じた気持ち悪さなぞ、すっかり感じなくなっていた。
いや、感じているどころではなかった。
ガラガラッ!!
大きな音を立てて、引き戸は勢いよく横に滑った。
その先には、薄暗い空間が広がっていた。
四の五も言わずに、そのまま扉の向こうへと駆け込みだす。
敷居をまたぐと同時に、立ち止まって振り返る。
――多数の霊たちが、今にもこちらへとなだれこもうとしていた。
1002Res/579.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。