過去ログ - 一方「どンなに泣き叫ンだって、それを聞いて駆けつけてくれるヒーローなンざいねェ」
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27: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/26(木) 01:28:44.73 ID:KACOPQpWo

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鳴り響いた着信音に、眠りかけていた一方通行ははっと眼を覚ました。
机の上に置いてあった携帯電話を引き寄せ、発信元を確認する。
しかしそれは、見たことのない番号だった。

「?」

疑問に思いつつも、一方通行はボタンを押して電話に出る。
すると、聞こえてきたのは意外にも知っている人間の声だった。

『もしもし、鈴科か?』

「……上条?」

『ああ良かった、番号合ってたか! うっかり携帯踏み抜いちゃってさ、番号も何も全部パーですよ』

「やっぱりか。御坂がオマエにメール送ったのに返信来ないって文句言ってたぞ」

『マジで? やばいなあ怒ってるかも』

「別に特別な用がある訳じゃないっつってたし、そこは大丈夫だろ。それより何の用だ?」

『そうそう、訊きたいことがあるんだよ』

上条の声を聞きながら時計を見やれば、時刻は零時近かった。
四人の中では一番良識のある上条がこんな時間に電話してくるのは、非常に珍しい。
よっぽど大切な用事でもあるのだろうか。



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