過去ログ - 一方「どンなに泣き叫ンだって、それを聞いて駆けつけてくれるヒーローなンざいねェ」
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28: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/26(木) 01:29:12.48 ID:KACOPQpWo

「何だ?」

『あのさ、お前完全記憶能力って知ってるか?』

「完全記憶能力?」

耳慣れない単語に、一方通行は思わず鸚鵡返しにしてしまう。
しかし、聞いたことがない単語ではない。
記憶喪失故に記憶関連の書物を読み漁ったことがあるので、むしろどちらかと言うとよく知っている方と言えるだろう。

「それがどォかしたのか?」

『その、完全記憶能力者が記憶のし過ぎで頭がパンクして死ぬことってあるか?』

「オマエが死ね」

『何で!?』

あんまりな一方通行の返答に、上条が驚愕の声を上げる。
だが一方通行は悪びれるどころか、更に苛立ちを露わにしながら言葉を続けた。

「オマエなァ、あンだけ勉強教えてやったのにまだ脳の仕組みも理解してねェのかよ。留年しろ」

『ぐっ、返す言葉もございません……』

「確かに完全記憶能力者はどンなゴミ記憶も忘れられねェよォにできてるが、それでどォこォなったりしねェよ」

『で、でも限界まで記憶力を使いまくったりしたら!? 例えば本を十万冊記憶するとか……』

「……はァ。イイか上条、オマエは俺が記憶喪失だってことは知ってるな?」



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