過去ログ - 一方「どンなに泣き叫ンだって、それを聞いて駆けつけてくれるヒーローなンざいねェ」
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6: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/21(土) 00:03:41.61 ID:gGgzkDclo

「って言うかもうちょっと強い風とか起こせないの!?」

「無理。俺の能力は確かに便利だが出力は微妙なンだよ。ここ無風で操るベクトルがねェし」

「じゃあどうすんのよ……」

「取り敢えず不良ども叩き起こすか。で、鎮火を手伝わせればイイだろ」

「……結構燃え広がっちゃってるけど」

「不良どもを全員外に引き摺り出すよりかは楽だと思うが」

美琴は改めて周囲を見渡してみる。確かに、不良たちは意外と数が多い。
頑張っても時間を掛けた上で一人ずつしか運び出せないだろうし、炎の燃え広がる速度はそれなりに早い。
どう考えても、炎を消すことに集中した方が建設的だ。

「仕方ないわね。やりましょう」

「じゃあ叩き起こすぞ」

「はいはい」

それから二人は、手近にいた不良を数人だけ叩き起こしてこき使い、炎の鎮火を成功させた。
炎が消えた頃には部屋の中はだいぶ酷い有様になってしまっていたが、まあ大火事になるよりはましだろう。

……ちなみに、炎を鎮火するなり起こした不良が変な因縁を付けて襲い掛かって来たので、仕方なくもう一度眠らせておいた。





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