過去ログ - 俺「安価で強くなりたい」
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98: ◆Q6CGh0.8HA[saga]
2011/05/29(日) 13:16:59.95 ID:wpNQ2/TSO
俺「はい、放送室です。なんとか発見されることなく辿り着けました」

俺「全ては皆様のご健勝あってのことです。本当に有難うございました」

俺「それでは、えーと、放送のスイッチってこれで良いのかな?全クラスに通知はこれか……」

俺「赤いボタンがあるけど、これは緊急連絡用かな?今は必要なし、と」

俺「コホンッ!」

俺『あー、あー、マイクテスト、マイクテスト』

俺『学業中の皆様、突然の放送失礼致します』

俺『大変無作法で申し訳ないのですが、この校舎の至るところに爆弾を仕掛けさせていただきました』

俺『勿論のこと、校庭にも沢山仕掛けておりますので、努々逃げ出すことのないようお願いします』

俺『それと、くれぐれも警察だけはお呼びにならないでください』

俺『私、警察というのはどうにも苦手で、対面することになりましたら、緊張のあまりに発火スイッチを押してしまうかもしれません』

俺『もっとも、電話線は誠に勝手ながら全て封じさせていただきましたし、こちらの手元には電波受信機が在りますので、中々に出来ないことだろうとは思います』

俺『さて、かくのように申し上げてきましたが、爆弾の在る実感が湧かない人も居ると推します』

俺『よって、明確な恐怖の形として、この学校で一番可愛い女の子を私のいる放送室まで大至急連れて来て下さい』

俺『繰り返します。この学校で一番可愛い女の子を私のいる放送室まで大至急連れて来て下さい』

俺『皆様の賢明な判断、お待ちしております』


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