49: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/05/22(日) 18:15:28.29 ID:OT7UuePSo
やれやれ、とヴェントはため息をついて目についたビルの瓦礫に座り込む。
その崩れたビルの頂上には神裂がいた。聖人である彼女の視力は八.〇。
肉眼でも一キロメートル程度先の景色なら鮮明に視界に収めることが出来る。
その馬鹿げた視力を用いて、神裂は周囲を見張っていたのだが。
「・・・・・・どうやら、本当にもう『回収部隊』が攻めてくるという事は無さそうですね。
垣根帝督の話では敵の数は一五〇〇。 まだ数百程度の勢力くらいは残っていそうですが・・・・・・」
「一方通行や風斬氷華。 ミーシャ=クロイツェフやアレイスター=クロウリーの状況は?」
ステイルが新たな煙草を吹かしながら質問する。
「私達ほどの魔術師が同時にここで戦闘を行いましたからね。
この辺一帯はそれはもう見通しのいい景色になっていますよ。
・・・・・・ただ、やはり私が視界に収められる限界の範囲にはまだ建物が残っています。
申し訳ありませんが、一方通行達の様子までは確認できません」
「おいおい、お前・・・・・・どんだけ視力良いんだよ・・・・・・。 やっぱ・・・・・・、
年季が入ってると視力も鍛えられるもんなのかぁ・・・・・・?」
「私は聖人だっつっただろこのド素人が。 もう一回『唯閃』ぶちかまされてえか?」
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