695: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:08:32.09 ID:34eMcvu7o
一〇〇三二号は『絶対能力進化(レベル6シフト)』の生き残りだった。
一方通行によって瀕死の状態まで追い詰められながらも、とある出来事があって奇跡的に生き残ることが出来た個体。
今も第七学区の病院で調整を施されているはずの彼女がなぜ、なぜ一方通行に電話をするのか。
696: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:09:40.53 ID:34eMcvu7o
一方通行側の状況を知ってか知らずか、一〇〇三二号は感情の起伏が感じられない無気力な声で
話を続けた。
697: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:10:28.78 ID:34eMcvu7o
「・・・・・・オマエ、俺が今どォいう状況下に置かれてンのか把握してンのか?」
698: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:11:37.83 ID:34eMcvu7o
一方通行は目を閉じて考えを巡らせる。
一〇〇三二号が言っている『エトワール』とは、十中八九『星の欠片』の事だ。
宇宙空間にある星など無数に存在するが、『それに何かを投擲することで「コア」を切り離し―――』と
699: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:12:22.97 ID:34eMcvu7o
しかしそんな事より一方通行が気になった点は二つ。
まず『星の欠片』と自分が提案した投擲作戦の情報を妹達に提供した医者。
700: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:13:09.91 ID:34eMcvu7o
『ご紹介に預かりましたミサカ一〇〇三九号です、とミサカはまだ出会った事もない一方通行に挨拶をします』
『同じくミサカ一三五七七号です、とミサカは衛星のカメラとリンクしている画面を見つめながら
701: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:14:10.55 ID:34eMcvu7o
『アルゼンチンより通信繋がりました、とミサカ一五一一〇号は確認を取ります。
一方通行、聞こえてますでしょうか? とミサカは応答を要求します』
702: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:15:22.49 ID:34eMcvu7o
『アメリカより通信繋がりました、とミサカ一八八二〇号は確認を取ります。
一方通行、聞こえてますでしょうか? とミサカは応答を要求します』
703: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:16:30.41 ID:34eMcvu7o
『フィリピンより通信繋がりました、とミサカ一〇〇九〇号は確認を取ります。
一方通行、聞こえてますでしょうか? とミサカは応答を要求します』
704: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/06(月) 23:17:30.74 ID:34eMcvu7o
『オーストリアより通信繋がりました、とミサカ一〇五〇一号は確認を取ります。
一方通行、聞こえてますでしょうか? とミサカは応答を要求します』
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