過去ログ - とあるフラグの天使同盟
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874: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/09(木) 21:23:57.72 ID:NygntgQto


椅子の影に隠れてガタガタ震えながらも、男はハッキリと言い切った。
彼の視線がある方向へと向けられる。金髪の近衛侍女も追うように視線をそこへ投げた。

そこには、一人の男がいた。

その男は体を毛布で包み、見ただけで暖が取れそうな柔らかい湯気が立つマグカップを
口元に運び、ホットコーヒーを一口飲む。


「彼からオシリスの時代の話は大体聞いたんだ。 だからわかるだろ?
 この世界には、そんな抑止力がありふれてるんだって。 俺もその一部分に過ぎないよ」

「・・・・・・・・・・・・ったく」


女は頬を膨らませながら再び窓の外を見つめる。
金髪の男はコーヒーを味わう男を見て微笑しながら話しかけた。


「近々、この抑止力とも接触してみたいもんだな」


男は何も言わず、代わりに薄い笑みで返した。
マグカップを机に置き、『無くなってしまった右腕』に目を向けながら。




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