955: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 22:59:56.11 ID:yWZotOlgo
アレイスターは視線だけ動かして見ると、
「あなたに消えてもらうしかない」
エイワスもまた、風斬氷華と同じように風に吹かれる砂漠の砂の如くその体が崩壊していた。
夕日に反射して煌くその粒子はまるで宇宙に流れる天の川を想起させる。
それに対してエイワスが何らかの反応を示すことはなかった。ただ視線を下に落とし、
消えていく自分の体を心なしか物珍しげに見つめるだけだった。
アレイスターが選択した決断。エイワスと風斬氷華という『プラン』の核を放棄するというもの。
事実上、これでアレイスターは『プラン』のステップをほぼスタート地点まで
戻すことになってしまう。一方通行と『幻想殺し』という最重要素材は健在しているものの、
それだけでは『プラン』の遂行は果たせない。
「あなたの気紛れには毎度ながら目眩がする・・・・・・まさかこの段階で『プラン』の一時放棄を
決断しなければならないとは・・・・・・。 もし次に会うことがあればあなたが邪魔立て出来ぬよう
『プラン』とは別の計画も立てねばならないだろうな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
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