962: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 23:08:42.04 ID:yWZotOlgo
キャーリサは茫然自失になっている一方通行の方をちらりと見る。
「ウサギ、とりあえずここはとんずらだし。 こんな所で呆けてても何も進展しやしない」
「・・・・・・、」
「ヴェント。 貴様もひとまずここから離れるのである。
学園都市のどこかに潜伏でもしてやり過ごす他あるまい」
と、キャーリサの言葉に応じたのか、スローモーションのような動きで
一方通行は立ち上がった。項垂れているため表情は窺えない。
そして彼はそのままフラフラと前に歩き始めた。どこか行く宛でもあるのかと
キャーリサが尋ねようとしたとき、一方通行の進む先に何かが落ちている事に気付く。
それはズタボロになった質素なノート一冊と、同じく傷んだスケッチブックだった。
いつからそこに置いてあったのかは分からない。だが一方通行は迷うことなくそれを拾い上げると
キャーリサ達には目もくれず、亡霊のようにその場から歩いて離れていった。
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