984: ◆3dKAx7itpI[saga]
2011/06/11(土) 23:43:40.72 ID:yWZotOlgo
「どちらにせよ、今の私達には居場所がないし。 潜伏先が見つかるのは悪い話じゃないはずなの。
どーやら家主さんの器も大きいみたいだし、ひとまずそこに世話になって母上にでも連絡しないと」
「・・・・・・了解しました」
「そう言われたら・・・・・・そうするしかないですね。 はぁ・・・・・・『騎士派』の存続に影響が
出るような事が無ければいいのですが」
「ちょっと待ってよ」
意義を申し出たのはヴェントだった。彼女は芳川の顔を睨みながら言う。
「白いのはどうするの?」
「一方通行の事なら心配はいらないわ。 ここで何があったのかは全く分からないけど、
少なくともあの子はこんな騒ぎで心が折れるような人間じゃない。 必ず戻ってくるわよ」
そう言う芳川の雰囲気は、どこか母性に溢れていた。
本当に一方通行の事情を知らないのかと思わず疑ってしまうくらいに。
「あの子、ああ見えても強いんだから」
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