731: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/06(水) 19:51:08.84 ID:3g1mfml1o
・・・
「……と言う訳なんですよ。と、ミサカは回想します」
「成程なぁ。でも何か、1人出番に関して不満をお持ちの方がいらしたようですが」
「気のせいだァ。そのうち出番回って来るだろ」
あんまりメタな事を言うと誰かに消されるので、話を元に戻す。
「そンな訳で、半蔵の報告とマヨナカテレビ待ちってところだなァ。幸い、今日は雨だからよォ。
俺個人でも調べてみるが、上条に出来る事はトレーニングしかねェ」
「この時間行くと間違いなく黄泉川先生いるから、行きたくねえんだけどなぁ……」
とはいえ、一般学生である上条に、研究者のプロフィールを調べられるような情報網はない。
そのためいつも通りトレーニングするしかないのだが。
「御坂はいいよなー。今頃アメリカだろ?」
広域社会科見学、と言う名目の元、アメリカへと渡っている御坂美琴をうらやましがる上条当麻。
「お前もこの間海水浴行ってきたンじゃねェのか?」
一方通行はきょとんとした表情で尋ねる。
どうやらアメリカもその辺の街も、一方通行にとっては『学園都市の外』という括りにすぎないらしく、余り興味を持っていないようだった。
「いやいやいや、アメリカと何の変哲もない街を同列に見たら駄目です事よ!?
海外、と言うだけで何だかすごいってイメージがあるんです!」
海外旅行の経験など一度たりともない人間の、説得力の欠片も感じられない力説に、2人は首をかしげる。
「ミサカも一方通行も学園都市の外にはろくに出た事が無いのでイマイチ伝わりませんね」
「んじゃ、そのうちみんなで旅行行こうぜ、旅行」
「良いですね、この間そのうち学園都市外に出たいってミサカ達も話してたんですよねー。
と、ミサカは学園都市の外に想いを馳せます」
「……まァ、このバタバタしてンのが落ちついたらだなァ」
とりあえず、いつも通りトレーニングだなァ。と言う一方通行の提案に、2人はげんなりとした。
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