過去ログ - とある仮面の一方通行
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744: ◆DAbxBtgEsc[sage]
2011/07/10(日) 22:31:56.49 ID:bp63CoTso

・・・

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「さて……ここはどこ?私は芳川」

記憶喪失はしてないらしい芳川桔梗は、目の前に広がるおかしな空間を見渡した。
巨大なホテルの様な建物に、そこから広がる広大な敷地。
それだけ。それだけしか存在せず、建物の周りには何も存在していなかった。
こんな意味不明な場所、寡聞にして聞いた事も、ましてや見た事も無い。

しかし心当たりは、ある。

「これはひょっとして、所謂テレビの中、と言う奴かしら……?」

堂々と正面入り口からホテルの中に入る。
やはりホテルらしいその建物の一階は、ロビーの様な内装をしていた。
と言っても、そこにはホテルマンもホテルウーマンも居ないのだが。
強いて言うなら趣味の悪いライオンの石像くらいだ、その場に存在していたのは。

初めて一方通行がテレビの中に入って行ったのを見て以来、
一度は自分もテレビの中に入ってみたかった、と思っていたところなのだが。

「それはあくまで一方通行というボディーガードがあってこそなんだけれど」

1人でテレビの中に入るなんて思いもよらない。

(というか、一方通行や超電磁砲と、レベル5が2人も居たのにこないだはあんなにボロボロになってたし)

何も知らなかった当初ならば、入れるのならば1人で入りたかったところなのだが、ボロボロになった一方通行を見てその考えは霧散した。
それでも、入りたいという気持ちだけは変わらなかったのだが。

「何だか、嫌な気配がするわ……」

真っすぐ行って左に曲がったら、酷い目に会う気がする。
でも、真っすぐ行って右に行けば、大丈夫な気がする。

「どうせ駄目なら、大丈夫な気がする方に行った方が良いのだろうけど」

絶対能力進化実験に関与した時点で、いつでも死ぬ覚悟は出来ていた。

しかし、それでは駄目だ。

無為のまま死ぬわけにはいかない。
無意味のまま生きるわけにはいかない。

ならばどうする?

「この直感が吉と出るか凶と出るか……」

何かつかめるかもしれない。そう考えた芳川は、左の通路を進んだ。


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