769: ◆DAbxBtgEsc[sage]
2011/07/14(木) 12:52:41.45 ID:nBkyBIRTo
最早、災害だった。
しかし、クマが言った火炎属性が弱点のシャドウが、電撃属性が弱点のシャドウが、4人の放った攻撃の合間を縫って襲いかかってきた。
「お前らはそっち側を足止めしてろォ!!」
一方通行は火炎属性が弱点のシャドウ達を足止めするよう指示を出し、自身は電撃属性が弱点のシャドウ達の前へと飛び立った。
「―――クイーンメイプ!!マハジオンガァ!!」
マハジオンガ。全体に電撃属性の中ダメージ。
御坂美琴程の威力を持っているわけではないが、かなりの高出力である電撃をシャドウ達へと向ける。
一閃、シャドウ達の横を紫電が通過し、遅れて来るように巨大な雷撃がシャドウを襲う。
雷は、それを弱点としているシャドウだけでなく他のシャドウをも巻き込み、ことごとく蹂躙して行った。
シャドウの消滅を待たずして、一方通行は更にペルソナを変更する。
「カハク、マハラギ!」
火炎属性の方は、高出力のスキルを覚えていなかったのか、マハラギでシャドウの動きを止め、その隙をついて上条達3人が確実に仕留めて行った。
「……incidentally、私と敵対した時そうやってペルソナをガンガン変えたら翻弄出来たんじゃないかしら?」
「本当だよ。俺なんかが無理して攻撃する必要なかったじゃねえか」
ペルソナチェンジと言うチート技を目の当たりにした布束は、若干ジト目で皮肉を言い放つ。しかし、あの時と今では状況が大きく違っていた。
敵対している人間に対して手の内を晒すのは愚の骨頂であるが為に後手に回った結果、味方達に余計な怪我を負わせるはめになったのだ。
最初から使っていれば、あそこまで被害は出なかったのだろう。流石の一方通行もあの時の戦闘は反省した。上条がペルソナを扱えるようになった、と言う事だけがあの時の戦利だろう。
とはいえ、暴走するかもわからない力をそう何度も振るわせるつもりはないが。
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