823: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/23(土) 21:27:22.96 ID:8F0fn2D4o
「だからそれを言ったら僕が消されるんだって」
「消されろよ」
「あはは、そりゃ手厳しい」
「tartarosってェと、『奈落』を意味する神、だったかァ?」
『project』と言う事は、何かの実験の計画か何かなのだろう。
そちらはいいとして、パーソナルリアリティ(自分だけの現実)……意味は分かるが、なぜここでその単語が出てくるのか。
一方通行はどちらかと言うとそちらが気になっているようだった。
「さあてね?どう捉えるかは君次第だし、僕は何も知りませんがな。
食うだけ食ったら帰れ帰れー。ここまでもてなしてあげたんだから何もしないで帰れー」
イライライラッ。
「……つゥか、お前一応シャドウなンだろォ?なンでそんな理性的なンだよ?」
すごくむかつくけど。
「さて何でだろうね。実験で放り込まれたから?それともなんかの突然変異?
まあそんな事は、僕にとっちゃ些細な事さね、あはっ。ここで好き勝手出来ればとりあえず満足だし」
「実験で放り込まれただァ?ってことはやっぱ学園都市の実験とここが関係があるのかァ?」
「それはあっちに帰って自分で調べたらいいんじゃない?」
「お前から聞くのがてっとり早いだろォが」
「あれあれ?僕の言う事信じちゃうの?味方になったつもりないんだけどなー」
「……まァ、確かにそォなンだが」
かといって敵には思えない。
幼少時から「敵意」や「悪意」、「殺意」など、おおよそ負の感情を一身に受けてた一方通行だからこそわかる。
とはいえ警戒はするのだが。
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