過去ログ - 姉「……」 妹「……」 兄「……」
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957: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:51:40.06 ID:4BQiGlSy0
姉祖父『お前は怖かっただけだ』
姉祖父『…いや、怖がって当然だ…自分の最愛の両親を殺した相手なんだもんな…』
姉祖父『…最後に残ったのは、義理の家族だけ…』
958: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:52:51.45 ID:4BQiGlSy0
姉「おじいちゃんも、兄君も、妹ちゃんも手放しちゃったら…もう私、何のために生きてるかわかんない…」
姉「すがるものも、守るものも、頼るものも…なーんにもなくなっちゃうんだもん…」
姉「だから今まで、あんな無茶苦茶な約束を…!!」
959: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:53:25.44 ID:4BQiGlSy0
姉「え…嘘、あれ…?い、いつからそこに…!?」
妹「えーっと…『…違う、私は…ただ…』って言ってた辺りからかな?」
姉「ほ、ほとんど全部じゃない!や、やだなぁもう…恥ずかしいとこ見せちゃった…」
960: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:54:14.17 ID:4BQiGlSy0
兄「…今まではさ…いろいろ隠し事とかされてきたし、いっぱい守られてきた」
妹「でも、今度からは…生意気かもしれないけど、もう隠し事なんて無しで、一方的に守ったりするのも無しで」
妹「血のつながりとかも、もちろん関係無しの…本当の家族になってさ」
961: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:54:59.06 ID:4BQiGlSy0
姉「うう、うううう…あうぅ、うえええぇぇぇっ…、ぐすっ、ぐすっ…」
兄「…ほら、いっぱい泣け」
妹「私達がぜーんぶ受け止めてあげるよ!」
962: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:55:36.55 ID:4BQiGlSy0
―深夜 兄の部屋―
兄「……」
兄(…俺はやっと、本当の家族ってもんを見つけられた…)
963: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:56:18.29 ID:4BQiGlSy0
―翌朝 通学路―
兄「…いつもは幼馴染のほうから声かけてくるんだけど…今日は来ないな、当たり前か…」
幼馴染「……」
964: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:57:08.42 ID:4BQiGlSy0
―放課後 部室―
兄「…今日は合奏か…全然練習してないけど大丈夫かな…」
後輩「先輩、あの…えっと」
965: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:57:37.67 ID:4BQiGlSy0
―放課後 帰り道―
兄「…幼馴染、うちの親父の携帯番号とか知ってるか?」
幼馴染「うん、まあ一応は…ほとんど使ってないけど」
966: ◆HnnxP9phn2[saga]
2012/04/08(日) 21:58:04.08 ID:4BQiGlSy0
―――
兄「じゃあな幼馴染!」
幼馴染「うん、バイバイ!」
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